離婚理由が性格の不一致⁈…本気になった浮気を隠す便利な言葉

投稿日:2025年7月30日

離婚理由で最も多いのが「性格の不一致」や「価値観の違い」です。

性格の不一致や価値観の違いを理由にした離婚話は、基本的に裁判による離婚はできません。よって同理由で離婚するには、夫婦間の話し合いや弁護士を介しての離婚、つまり協議離婚での離婚となります。

 

性格の不一致や価値観の違いとは…⁈

生まれ育ってきた環境の違いや日常の生活で出て来る癖や嗜好の違いで、物の考え方や価値観の違い全般のことを言います。

些細な生活習慣の違いに始まり、金銭感覚や子供の教育方針、政治思想、宗教観など具体的な内容は多岐にわたります。

交際中や結婚前には「分からなかった」「気にならなかった」癖や趣味嗜好が、結婚し寝食を共にする事によって徐々に嫌悪・不快と感じるようになると、その積み重ねによって離婚の選択肢しかないところまで追い詰められて行きます。 

 

厚生労働省:令和5年度の離婚に関する統計では、離婚の約90%が協議離婚であり、離婚原因で一番多いのが性格の不一致・価値観の違いとなっています。

しかしながら、この離婚理由:性格の不一致・価値観の違いの中には、非常に曖昧で双方の受け取り方次第であったり、重箱の隅を楊枝でほじくる様な難癖的なものがあったりします。

故に、この「性格の不一致・価値観の違い」を離婚理由とする時、真の離婚理由が本気になった浮気である事が非常に多いと言う事、つまり不貞行為を隠す為には非常に便利な言葉である事を良く理解されておいてください。

 

今回の調査依頼も性格の不一致で離婚を切り出されたのですが、その内容が意味不明で難癖とも言える内容であった事から不信感を募らせてのものでした。

ご相談内容&依頼に至るまでの経緯

【ご相談者】妻(33歳) 福岡市早良区在住 / ファミレスで面談・契約

【対 象 者】夫(35歳) 会社員:営業職 / 福岡市中央区勤務

ご相談者である奥様に依頼経緯をお聞きすると、

夫と結婚して5年、まだ幼い子供がいるのに突然 離婚話しが切り出されました。

夫婦関係が悪化しているのならまだしも、いきなり離婚届を突きつけられて…ただただ唖然とするばかりでした。

気を取り直して離婚理由を聞くと性格の不一致と言うのです。 

性格の不一致…⁉って聞くと、今まで一度も言われた事もない食事の味付けや掃除、子育てなど些細なことを列挙するのですが、心当たりもない上に難癖とも言える内容ばかり。

「そんな理由で離婚と言われても納得できる訳ないでしょう!」と言うと、離婚届を私に付き出し「サインしておけ!」と言って仕事に出掛けました。

その日から夫は私と目を合わせず私が作った料理に手を付けることなく家庭内別居状態となっています。

夜、幼い子供の寝顔を見ていると涙が溢れ、私が気づかない中で夫に嫌な思いをさせていたのかも…と悩んだり自分を責めたりもしましたが、冷静になればなるほど離婚理由に納得する事が出来ませんでした。

 

孫の顔を見に来た母が私の様子がおかしいのに気付いた事から今までの経緯を話すと、

「幸せに暮らしていると思っていたのに…」

と寝耳に水の離婚話に驚くばかりでしたが離婚の理由を聞いた母は、

「そんな理由で離婚なんて…」

「まだ幼い子供がいると言うのに何を考えたら離婚になるのよ」

「女性がいるんじゃないの⁉」

「何か心当たりはないの?』

と聞かれました。

 

私も夫の浮気を疑っては見たのですが、思い当たる節がないと言うか正直分からないと母に言うと、

「このまま別居を続ける訳にもいかないから調べておいた方が良い」

と言われて、福岡市で信頼できそうな探偵を探して相談に伺いました。

との事でした。

 

調査結果・・・続きは「行動確認・浮気調査の相談例」で