ボイスレコーダーを利用した証拠が採りは『百害あって一利なし!』

投稿日:2019年5月10日

よく依頼者の方が、ご自身で浮気の証拠を採ろうとして、自宅室内にボイスレコーダーを仕掛けたり、夫や妻が乗る車の中に仕掛けたりしているのを、調査相談時に聞く事があります。

 

しかし、どんなにボイスレコーダーの性能が良くなっても、室内や車内の会話がクリアーに聞き取れる事はありません。

ボイスレコーダーを仕掛ける為には、設置している場所が目立たないように隠すことになります。

「隠す」つまり何かの間に挟んだり、何かの物陰に隠さなければならない事から、室内・車内の会話がクリアーに録音されないのです。

録音されるのは、良く聞き取れない会話や周囲の物音、つまり「雑音」となります。

 

その録音された雑音:何気ない会話・物音を聞く依頼者からすると、すべてが浮気相手との間で生じる会話や物音として結び付けて、想像をたくましくして聞きます。

 

玄関ドアが開いただけの音、ソファーに座った音、テレビの音、ちょっとした声だけの音でも、浮気相手を自宅に招き入れたと想像すると同時に「やっぱり浮気」だと思い込みます。

また、車内でのちょっとした独り言、車外の街並みの騒音なども同じように浮気相手との間で生じる音として「浮気」をしていると思い込みます。

その思い込みが、ご相談者の精神状態を不安定な状態にさせます。

 

夫や妻の浮気を疑って悩んでいる依頼者のお気持ちは理解できますが、ボイスレコーダーを利用した証拠採りは、お勧めできません。

運よくクリアーな録音を出来た場合は良いのですが、上記に記したように録音できた音の殆どが雑音であり、その雑音を全て浮気に結び付ける為、より依頼者が浮気を確信して悩む事になります。

 

しかし依頼者が浮気を・・・詳細は 暮らしのQ&A で