「性格の不一致」で離婚と言われ・・・調査してみたら

投稿日：2021年8月5日

ご相談内容&依頼に至るまでの経緯

【ご相談者】妻（41歳）福岡市在住　／　福岡市の探偵調査事務所に来社

【対象者】夫（45歳）　営業社員　／　福岡市中央区勤務・車行動

ご相談者が、夫婦関係の問題で相談していた弁護士から、当社「日本興信所」を紹介されて、調査の依頼に来られました。

ご相談者である奥様に、ご相談内容をお聞きすると、
夫と結婚して今年で７年、子供も二人授かり、家族4人仲良く暮らしていたのですが、夫が突然「離婚してくれ」と言ってきました。

『なにを言っているの！？』
と思いながらも離婚理由を聞いたら「性格の不一致」と言うのです。
意味が分からないので夫を問い詰めると
「帰宅しても気が休まらない」とか、「私が暗い」「いちいち煩い」などと言うのですが、全く心当たりも無い事ばかり。　
ましてや「私が暗い」など、私の友人知人からそんな事言われた事もありません。

しかしながら、夫が真剣に離婚を考えている様子から、
「ここまで夫が言うのなら、自分が悪かったのかなぁ～」
と徐々に思うようになって来ました。　

離婚理由に納得ができない上、まだ幼い子供の事を考えると夜も眠れず、子供の寝顔を見ながら涙がとまりません。
精神的にもいっぱいいっぱいとなっている時、仲が良いママ友が私の異変に気づき、声を掛けて来た事から、今までの事を全て吐き出しました。

ママ友は、
『なんなん！？　その理由・・』
と、呆れると同時に親身に話を聞いてくれたあとに、
『女がいるんやない！？』
と言われました。

夫の浮気を全く疑わなかった訳ではないのですが、友人から言われた「浮気」の一言に、私も納得のいかない離婚理由が実は「浮気」で、女がいるのではと思うようになりました。
そこで、区役所で行われていた弁護士の無料相談に行きました。

弁護士に事の経緯をお話しすると共に、子供がまだ幼い事などから離婚をしたくない事をお話ししました。
弁護士からは、
『まずは夫に交際している女性がいるかいないかの調査をしてから、今後の対応を一緒に考えましょう』
と言われました。

私も「浮気の事実確認をしたい」との思いがあった事から、弁護士が利用されていた福岡の探偵会社「日本興信所」を紹介されて、ご相談に来ましたとのことでした。

調査結果

調査を実施するにあたり、ご相談者である奥様が知っている範囲のご主人の行動パターンをお聞きしました。

調査対象者であるご主人が車で行動している事から、奥様に車輛専用のGPSをレンタルして、
ご主人がどのような動きをしているのかを調査。
その結果、ご主人の車が仕事の合間や休日にラブホテルを利用している事が分かりました。
　
個人情報保護法の観点から、調査の詳細は省かせてもらいますが、
ご主人の尾行調査を実施した結果、ご主人がラブホテルを利用した事実確認・浮気の証拠が取れましたが、ラブホテルの出入りは常に一人であり、同伴者の姿が確認されませんでした。

当初は、ご主人がデリヘルを利用しているのかと思っていたのですが、ご主人がラブホテルの駐車場を出て行く前に、ラブホテル館内から一人で出て来る女性の姿を確認しました。　
女性は、ラブホテルに駐車されていた別の車輛に一人で乗って出て行きました。
その女性がデリヘル嬢ならば、送迎の車でラブホテルに出入りする事から、その女性に着目していたところ、再度ご主人がラブホテルを利用した時に、女性の車輛が駐車されているのが確認されました。

偶然と片づけるには不自然であり、その女性が交際相手であると推測し、以後は女性の身元を調査してみました。
女性は、ご主人の会社の関連会社に勤務している事が分かり、推測が確信になりました。

現段階で、ご主人がラブホテルを数回利用している事実・証拠を採っている事などから、ご主人の浮気を立証するには十分なのですが、奥様が浮気相手に法的な制裁を与えたいとの事から、ご主人と女性とが交際関係にある事を立証しなければなりません。

調査は、二人が接触する現場を押さえる事にしました。
ご主人を尾行しても女性とのツーショット現場を押さえられない為、女性の行動を調査。
すると、ご主人が女性の車に乗って行動しているのが確認され、二人が一緒に食事をしたりしている姿などを数回を押さえることができました。

当初の予算を超えてしまいましたが、報告書を見られたご相談者は、本当の離婚理由が分かると同時に浮気相手も分かり、これで弁護士を通して浮気相手に法的な制裁手続きが出来ると安堵され、当社に感謝の言葉をいただきました。

また、「調査中も調査状況を教えて戴いたり、精神的にも支えて戴き、本当に依頼して良かったです」との言葉を戴き、難しい現場をやり遂げた調査員への励みとなります。