母と別居生活をしている父と連絡が取れなくなったので・・・父親の生存確認

投稿日：2020年11月24日

ご相談内容&依頼に至るまでの経緯

【ご相談者】娘さん（41歳）／福岡市中央区にある探偵事務所に娘さんが来社

【対象者】
父親（72歳）／久留米市内在住

約15年前に、父が浮気して家を出て行きました。
母は「絶対に離婚しない」と言って、それ以来父とは別居生活を送っています。

現在、父は浮気相手と一緒に暮らしておらず、久留米市内のアパートで一人暮らしをしています。
仕事は、7年前に退職して、今は年金生活を送っています。
ほとんど連絡を取ったりはしていないので、父がどんな生活を送っているのかはわかりません。

そんな中、10日前に父と連絡を取らないといけない事があり、父の自宅に電話をしたのですが電話が繋がらず、携帯にも出ません。
どうしても伝えないといけない事だったので、父の自宅アパートに行ってみたのですが、部屋を訪れても応答がなく、郵便受けには郵便物やチラシが溜まっている状態でした。

コロナ過の中、もともと父は持病を抱えていたので心配になり、
「もしかしたら・・・・」
「室内で誰にも看取られずに、亡くなっているのでは？」
「父が亡くなっているのを浮気相手の女性が隠して、父の年金を受領しているのではないか？」
などなどと最悪な事態を想像して、悪い事ばかり考えるようになりました。

母とも相談して、父の生存確認をして戴きたいと、調査のお願いに伺いました。
とのご相談内容でした。

調査結果

娘さんから、今回の相談経緯を親身にお聞きしました。

確かに、娘さんが危惧するようなニュースをよく見聞きします。
・親が亡くなったのを隠して、親族が親の年金などを生活費に使っていたケース。
・人知れず室内で亡くなっていたという孤独死のケース。
などなどの事例もありますので、娘さんが心配されるのも無理はありません。

個人情報保護法の観点から、調査の詳細は省かせてもらいますが、
調査は、父親が住むアパートの室内の様子を伺ったり、同じアパートの住人に聞き込みをしたりしました。

アパートの住人からは、
「以前は、夕方に出入りする姿を見かけた事がある」
「最近は見かけていない」
「女性の出入りは見た事がある」
など聞かれましたが、生存確認をするまでには至りませんでした。

お父さんが交際相手の自宅にいる可能性もある事から、依頼者である娘さんに、お父さんの交際相手について知っている事をお聞きすると、
「名前と電話番号がわかります」
との事でしたので、その情報を基に女性の住所を割り出して、女性の自宅の様子を伺う事にしました。

その結果、お父さんの生存が確認されたのです。

娘さんに、お父さんが女性の自宅にいる事をお伝えすると、亡くなっていなかった事に安堵されておられました。

その後、娘さんとお父さんの連絡が取れ、お父さんが風をこじらせて体調が悪くなった事から、女性の自宅で養生していたとの事でした。
そして、お父さんが元々携帯電話など放置される方だったことから、今後は携帯電話をちゃんと見るように注意されたとの事でした。

娘さんからは
「ありがとうございました」
「最悪な事をいろいろと想像していた事もあり、良かったです」
と笑顔で話されておられました。