アプリで出会った大好きな彼、本当に独身?…身元調査で暴かれた残酷な現実

投稿日:2026年7月16日

ご相談内容&依頼に至るまでの経緯

【ご相談者】A子さん(31歳) 保育園勤務  福岡市西区在住

現代社会において、スマートフォンの普及は人々の繋がりの形を大きく変えました。
フェイスブックやインスタグラム、エックス、ティックトックといった主要なソーシャルメディアやオンラインゲームの利用者は爆発的に増加しており、これらは単に趣味の集まりにとどまらず、男女の新たな出会いの場としても機能しています。

さらに近年、男女の出会いや婚活に特化したマッチングアプリが社会的に広く認知され、アプリを通じて結婚にいたるケースも珍しくなくなりました。
真剣に結婚相手を探している人にとって、隙間時間を利用して手軽に始められる点や、日常生活の範囲では出会えなかったような、圧倒的多数の中から自分と同じ価値観や趣味を持つ人と繋がれる点は、婚活における非常に大きなメリットと言えます。

しかし、どれだけ運営側がセキュリティを強化し、登録審査を厳格化しても、システムを巧みにすり抜けてプロフィールを偽り、「遊び目的」で紛れ込む悪質なユーザーを完全に排除することは不可能なのが現実です。
運営会社が確認できるのは、あくまでその人物が実在しているかという点までであり、独身であるか、勤務先や年収が本当かといった内情までは担保できません。
ネットの世界はいくらでも理想の自分を演出できる匿名性があるため、婚活の場であっても「嘘のプロフィールで近づく悪意ある人物が潜んでいるリスク」を、利用者は常に念頭に置いておく必要があります。

【ご相談内容】
今回ご紹介するのは、まさにこうしたマッチングアプリの盲点に足元をすくわれ、言い知れぬ不安に苛まれたA子さんからのご相談、そしてその後の身元調査に関する事例です。

当社の相談室を訪れたA子さんは、非常に真面目で、落ち着いた雰囲気の女性でした。
しかし、その表情には深い疲弊と、愛する人を疑わなければならないことへの罪悪感が入り混じっていました。

A子さんのお話によると、彼女の勤務先は保育園で圧倒的に女性が多い環境でした。
毎日子どもたちやその保護者、女性の同僚たちに囲まれて忙しく働く日々の中で、異性と接する機会はほとんど無い中で、友人や同僚からの紹介もありましたが、なかなかこの人と思えるようなお相手との進展はありませんでした。
このまま待っているだけでは時間だけが過ぎてしまう、そう悩んでいた彼女に、すでにマッチングアプリで恋人を作っていた友人が、「一度試してみたら」「今はみんなやってるし真面目な人も多いよ」と背中を押してくれたのがすべての始まりでした。

A子さんはそれまで、インスタグラムやエックスといった一般的なアカウントは持っていたものの、基本的には他人の投稿を閲覧して「いいね!」を押す程度で、見ず知らずの異性とコメント欄で交流したり、ダイレクトメッセージを送り合ったりした経験は一度もありませんでした。

友人の勧めを受け、半信半疑ながらも大手の婚活マッチングアプリに登録したA子さん。
初めての婚活アプリに不安と期待が入り混じりながらいくつかのプロフィールを眺め一人の男性が目に留まり、B男とマッチングが成立しました。
B男のプロフィールには、A子さんと同じ趣味:音楽や特定のバンドが記載されており、自己紹介文からも誠実で落ち着いた人柄がにじみ出ていました。
メッセージのやり取りを始めてみると、B男は常に丁寧な言葉遣いで、A子さんのペースに合わせた返信をくれました。

仕事について尋ねると、B男はIT企業でシステムエンジニアをしていると話し、リモートワークも多く自由度は高いものの非常に多忙になる時期もあると説明していました。
IT企業のエンジニアという肩書と、自分の好きな音楽の話ができる楽しさに、A子さんが引き込まれるまでにさほど時間はかかりませんでした。
この人は他の軽い男性たちとは違う、私と同じように真剣に将来のパートナーを探していると確信したのです。

数週間にわたりアプリ内でのメッセージ交換を重ね、お互いの価値観や好きな音楽、休日の過ごし方について語り合いました。
文章を通じてB男への信頼感が十分に高まった頃、彼から「もしよければ軽く食事でも行きませんか」「好きな音楽の話ももっとしたいですし」と誘われ、二人は実際に直接会うことになったのです。

初めてリアルで対面したB男は、プロフィールの写真通りに清潔感があり、終始笑顔でA子さんを楽しませてくれました。
お互いに大好きなバンドやフェスの話題があったため、会話のネタが尽きることはなく、時間はあっという間に過ぎていきました。
直接会って話すことで、A子さんの彼に対する好意は確固たるものになりました。
この人となら温かい家庭を築けるかもしれない、そう感じたA子さんはB男との交際がスタートしたのです。

しかし、恋の盲目期間が少しずつ落ち着き、交際が数ヶ月に及ぶようになると、A子さんの心の中に違和感がぽつり、ぽつりと浮かび上がるようになりました。
最初は、些細な言い訳で納得できる程度のものでしたが、それらが積み重なるにつれ、無視できないほどの大きな不信感へと膨れ上がっていったのです。

まず、趣味の会話における微妙なズレがありました。
メッセージ交換の段階では、学生時代からインディーズバンドのライブによく行き、今でもフェスには毎年参加していると熱く語っていたB男でしたが、交際後にA子さんが「今度一緒にお気に入りのバンドのライブに行こうよ」と誘っても、「最近は仕事が忙しくて爆音を聴く元気が残ってないんだ」とか、「人混みが少し苦手になってしまって」とはぐらかされるようになりました。
さらに、新譜の感想を求めたり、過去の名盤について深く語り合おうとしても「ああそれも良いよね」と曖昧に相槌を打つだけで、会話がどうしても表面的な部分で止まり、全く噛み合わないことが続きました。

次に、デートの曜日と場所の片寄りも気になりました。
B男は土日休みのIT企業に勤めているはずでしたが、休日のデートは出会った当初だけで、今は平日の夜ばかりでした。
A子さんが、「今度の土曜日、ちょっと遠出して生演奏が聴けるお洒落な店に行かない?」と提案しても、「IT業界は土日もシステム障害の対応や、緊急のリモート作業が入る可能性があって、遠出するのが難しいんだ」と、毎回もっともらしい理由で断られました。

さらに不自然だったのはデートのパターンです。
最初の頃こそお洒落なレストランに連れて行ってくれましたが、最近では平日の夜に短時間だけ会い、食事もそこそこにラブホテルへ直行するコースが定番化していました。
勤務シフトの調整が難しい保育園勤務のA子さんに対して、いつも自分の都合ばかり優先する彼の態度にも少しずつ不満が募っていきました。

そして、徹底された私生活の隠蔽です。
A子さんはB男の私生活について、驚くほど何も知らないことに気づきました。
B男は、日中の仕事中と思われる時間帯には、リモートワークの合間なのか比較的早く返信が来るにもかかわらず、夜間や週末になると突然、丸一日連絡が途絶えることが日常茶飯事でした。
交際して数ヶ月が経ち、A子さんが「今度B男の家で手料理でも作りたいな」と提案した際も「狭いワンルームに住んでいて調理道具もないし、機材や書類が散らかり放題なんだ」などと言い訳をされ、頑なに自宅の場所を教えてくれませんでした。

A子さんは彼を深く愛していました。
だからこそ、本当に「仕事が忙しいんだ」「プライベートな空間を大切にする人なのだ」と、必死に自分を納得させようと試みていました。
しかし、テレビのニュースやネットを開けば、マッチングアプリで出会った男に騙され、実は「既婚者だった」とか、「婚活詐欺に遭って人生をめちゃくちゃにされた」「投資詐欺にあった」などといったトラブルの事例が毎日のように目に入ってきます。

私の考えすぎならそれでいい。
でも、もし彼が私に重大な嘘をついているとしたら、結婚を視野に交際していくのはあまりにも危ういのではないか。
A子さんの心は、大好きな彼を信じたいという強い恋心と、自分は都合のいい道具にされているのではないかという不信感が募っていました。
このままでは精神的に限界を迎えてしまうと考えたA子さんは、暗闇の中に一筋の光を求めるようにして、当社探偵事務所のドアを叩いたのです。

彼のことは本当に好きですし信じたいんです。
でも将来のことを考えると、このまま不安を抱えたままお付き合いを続けることはできません。
私のこの不安を完全に取り除き、前を向くために、どうか彼の本当の姿を調べていただけないでしょうか。
そう言って、A子さんは切実な表情で当探偵事務所にB男の身元調査を依頼したのです。

調査結果

A子さんが私たちに提示できたB男の情報は、彼の名前と勤務先、大まかな居住エリア、そして携帯電話番号だけでした。
これらはすべてB男の口から語られただけの情報で、免許書など身元を証明するようなものを見た訳ではありません。
言葉だけであればいくらでも嘘をつけるため、B男の情報をそのまま鵜呑みにして調査を開始すると、最初から存在しない架空の人物を追いかけることになり、膨大な時間と費用が無駄になってしまうリスクがあります。 
携帯電話番号も重要な足がかりで調査は可能ですが、調査費用が嵩むことから行動調査、つまり尾行調査を選択しました。

今回のケースにおいて、B男を確実に尾行できる時、それはA子さんとのデートの日です。
私たちはA子さんと綿密な打ち合わせを行い、次回の平日の夜に設定されたデートの情報を共有していただきました。

そして迎えたデートの当日、A子さんと別れたB男の足取りを調査員が距離を保ちながら慎重に追跡します。
尾行すること約30分。
B男が帰宅したのは、聞いていた居住エリアのワンルームマンションではなく、静かな住宅街に佇む一軒の戸建て住宅でした。

後日、さらに身元調査を進めた結果、さらなる残酷な現実が判明しました。
彼がA子さんに語っていたプロフィールのすべてが『嘘』だったのです。
彼は既婚者で、土日に会う事を避けていたのは、家族と過ごすための時間、妻と幼い子供と過ごしていたからです。
彼は、マッチングアプリという出会いの場を、都合のいい不倫相手探し、性欲のはけ口として悪用していたのです。

更に、
勤務先と称していたIT企業に彼から聞いていた名前はあれど全くの別人で、名前も嘘だったのです。
実際の彼の職業は、ITとは全く関係のない企業の社員であり、年収や社会的ステータスも、アプリに記載されていたエリートエンジニアとは程遠い実態で、仕事上で得た名刺を悪用したものと思われます。

すべての証拠、つまりB男が妻や子供と仲睦まじく買い物に出かける姿や、自宅から出勤する姿などの写真が収められた調査報告書を揃え、私たちは再びA子さんを事務所にお呼びしました。
机の上に置かれた重みのある報告書を前に、A子さんは一瞬、手を止めて躊躇されていましたが、意を決してページをめくった瞬間、彼女の顔からスーッと血の気が引いていくのが分かりました。
そこに写っていたのは、休日に家族と笑顔で過ごす彼の姿でした。

A子さんは、こみ上げる怒りとショックを抑えきれず、震える声で…
「全部!嘘だったんですか!」「既婚者で子供までいるなんて…」「会社も名前も嘘だったとは…」
彼女の頭の中で、これまでの数ヶ月間の記憶が一気に駆け巡ったようでした。
不自然だった行動のパズルのピースが、最悪の形で次々と組み合わさっていきます。
「だから、だから夜の電話を頑なに避けていたんですね」「私と会うのが平日ばかりだったのも、全部奥さんにバレないようにするためだったんだ……」

裏切られたことへの憤りが、言葉となって溢れ出します。
「なんだか私、本当にバカみたいで情けないと言うか、悔しいと言うか…」「こんな嘘に騙されるなんて…」「やっぱり、出会い系アプリはダメですね」と、騙された悔しさと後悔、そして怒りが募るA子さんでしたが、深く呼吸をし冷静さを取り戻すと、私たちの目をまっすぐに見つめてこう言いました。
「でも、早めに調べて本当に良かったです」「もしこのまま何も知らずに彼との結婚を夢見て、ズルズルと関係を続けていたら、私はもっと深い沼に落ちて、人生をめちゃくちゃにされていたはずですから」

彼女は、裏切った男に対する怒りの感情を隠すことなく、しかし同時に、現実を直視する強さを持っていました。
最後には、私たち調査員に対して「真実を調べてくれて本当にありがとうございました」と何度も丁寧にお礼の言葉を述べてくださり、毅然とした足取りで事務所を後にされました。
その後、A子さんがこの報告書を武器に、弁護士を通じてB男に対して、既婚者であることを隠されて肉体関係を持たされたことに対する精神的苦痛への慰謝料請求を行うなど、法的な対抗措置に動いたことは言うまでもありません。

□違和感を抱いたら即座に行動すべき理由
今回のご相談者様であるA子さんが、この人と本当に「結婚して大丈夫か」彼の「言っていることは本当か」と疑問を抱き、早い段階で専門家に調査を依頼されたことは、人生全体を俯瞰して見たときに、これ以上ない最高かつ最善の判断でした。

人間には、自分にとって都合の悪い情報を無視したり過小評価したりしてしまう心理傾向があります。
特に恋愛感情が絡むと、「彼はそんな悪い人じゃない」「きっと何か深い事情があるはずだ」と、相手の不自然な言動を自分の中で都合よく解釈し、真実から目を背けてしまいがちです。

しかし、恋愛において直感的に抱く、なんとなくおかしいという違和感は、あなたの潜在意識が相手の矛盾を鋭くキャッチして発している重大な危険信号であることがほとんどです。
もし、A子さんが彼を信じようという言葉に甘え、違和感を放置して交際を続けていたらどうなっていたでしょうか。
真実が発覚したときのショックは、交際期間が長ければ長いほど大きくなり、人間不信になって次の恋愛に進めなくなるなど、精神的な崩壊を招いていたかもしれません。

真実を知ることは、一時的には身を切られるような痛みを伴います。
しかし、偽りの幸せに依存し続け、後から破滅するリスクに比べれば、早期に真実を明らかにし、自らの人生のコントロール権を取り戻すことの方が、遥かに価値があるのです。

現代において、SNSやマッチングアプリは非常に優れたツールであり、それ自体を全否定する必要はありませんが、出会いのハードルが下がったということは、同時に悪意を持った人間があなたに近づくハードルも下がったということを意味しているのです。
SNSやマッチングアプリなどでの出会いを発端として、当社興信所に持ち込まれる調査依頼の件数は、近年右肩上がりで増加しています。
その事例の多くは、
・独身と偽っていたけれど実際は同居する妻と子供がいる既婚者だった。
・真剣交際を装いながら実際は女性と肉体関係を目的とした人物だった。
・自身のステータスを高めに見せる為に名前や年齢、学歴、年収等を偽造していた。
・二人の結婚資金の為に確実に儲かる投資があると言葉巧みに誘導され騙し取られた。
など、深刻なものばかりです。
これらに共通しているのは、被害に遭われた方々が口を揃えて「まさかあの優しくて誠実な彼が自分を騙しているなんて夢にも思わなかった」とおっしゃる点です。

ネットの向こう側の世界には、あなたの優しさや真面目さ、大好きな趣味を共有したいという純粋な気持ち、そして誰かを愛して結婚したいという願いを、冷酷に利用しようと手ぐすねを引いて待っている人間が一定数存在します。
「自分だけは大丈夫」「彼は本当に良い人だから」という根拠のない過信は、時に最大の弱点となります。
相手を愛することや信頼することは素晴らしいことですが、それと同時に、「自分の人生は自分で守る」という冷静な防衛本能を決して手放してはいけません。

もし、あなたが今お付き合いしているお相手に対して、あるいはネットを通じて出会った人物に対して、ほんの少しでも言動が噛み合わない、私生活が見えてこないといった違和感や不安を抱いているのであれば、その感情を気のせいで終わらせないでください。
安易にすべてを信じ込まず、細心の注意を払うこと。
どうしても拭いきれない不安があるならば、手遅れになる前に、客観的な事実を突き止めるためのプロの手を借りることを強くお勧めいたします。
あなたの未来を守れるのは、他の誰でもない、あなた自身の「真実を知る勇気」なのです。


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調査期間

調査費用


・尾行調査  1回3時間以内  調査員2名

・身元調査  住所・氏名・年齢・家族構成・勤務先 等

・調査費用  178,000円(税別)

<参考サイト>

身元確認・結婚・信用調査について

身元確認・結婚・信用調査の相談例

婚約の破棄と慰謝料・損害賠償について

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