親権獲得の条件とは…父親が有利になる為の証拠収集

投稿日:2024年8月30日

行動確認の調査は、浮気の証拠採りばかりではなく、親権争いを有利にする為の調査があります。

 

一般的に、15歳以下の子供であれば子供の意志ではなく、母親が親権を得るケースが多く、父親の親権獲得は不利であると言われています。

厚生労働省の離婚に関する統計によれば、子供の数にもよりますが父親が親権を獲得している割合は約一割程度です。

何故ならば、親権を争う上で最も重視されるのが「監護実績の有無」だからです。

監護実績とは「子育て全般」の事を言い、分かりやすく言えば

・子供に食事を作っている

・子供と一緒に遊んでいる

・子供の保育園や学校などの行事に関わっている。

など、子育てに積極的に関わっているかどうかです。

 

監護実績は、今後の子どもの生育に大きく影響するため重要なポイントで、子供と触れ合う事が少ない父親は不利な立場なのです。

因って、離婚原因が妻の浮気であっても子供の養育には直接は関係せず、親権獲得でマイナスとなる事はないとされています。

夫側からすれば納得がいかない判断ではありますが、親権はあくまで子供のための権利であり、配偶者間で奪い合うようなものではないのです。

もちろん、妻が浮気中に子供の育児放棄をしていた事実があれば、子供の養育者として母親がふさわしくないという評価される可能性はあります。

 

父親が親権を得る上で有利になる材料としては、

・母親が子供を虐待している事実

・母親が子供に食事を与えていない

・母親が子供の世話をしていない、育児放棄

・母親に精神疾患がある場合

などが立証されれば、父親が親権を得る確率が高くなります。

また、子供の年齢にもよりますが子供が父親と暮らすことを望んでいる場合には親権が父親に委ねられるケースもあります。

 

今回の調査依頼も離婚調停で親権争いをしている中で、親権獲得のために有利になる証拠収集を目的としたものでした。

【ご相談者】夫(45歳)会社員:北九州市小倉南区在住 / ファミレスにて面談

【対 象 者】妻(36歳) パート

依頼者であるご主人に依頼の経緯をお聞きすると、

私達夫婦には7歳の男の子がいるのですが、2年ほど前から夫婦関係がギクシャクして今では夫婦の会話はほぼ無くなりました。

先月、妻から離婚が切り出され、私も今の生活に強いストレスを感じていたので反対しませんでした。

たぶん、妻には男がいて浮気しています。

浮気の証拠はないのですが、それで妻を問い詰めようとか、離婚時に慰謝料請求をしようとかも考えていません。

何故なら妻への愛情が全くないのもあるし、一日も早く離婚したい思いが強いのです。

ただ子供の親権だけはとりたいのです。

 

妻は、親権は自分がとると言い張るし、親権に関して色々調べてみると父親が親権をとる事が非常に難しい事が分かったので、弁護士に「妻が浮気しているので親権を私がとる事はできないか」と相談に行きました。

弁護士からは「ご主人の気持ちは理解できますが、浮気の事実があっても親権問題にはあまり影響はしません」「奥様が浮気している証拠はないよりはあった方が良い程度ですが、要は子供の育児放棄など母親として不適格である事実が確認されれば親権がとれる可能性は高くなります」などと言われました。

 

私は、どうしても親権が欲しいので、弁護士に信頼できる福岡の探偵を紹介して戴き、今回ご相談に伺いました。

との事でした。

 

調査結果・・・続きは「浮気調査・行動確認調査の相談例」で