探偵会社の宣伝文句は、信じてよいのですか!? ― ③

投稿日:2019年4月10日
ご契約前に詳しくご説明

「全国ネット」「格安」「業界最安値」「成功報酬」「警察OB」・・・という宣伝文句について

 

「全国ネット「格安」「業界最安値」に関しての注意喚起は、前回①②でさせていただきましたので、今回は、「成功報酬」「警察OB」と表記された宣伝文句に釣られて、調査依頼の失敗をされないようにアドバイスをさせて戴きます。

 

 

インターネット上で探偵会社を検索すると、「成功報酬」「警察OB」という宣伝文句を良く見かけることでしょう。

 

「成功報酬」とは、なんでしょう!?

 

浮気調査の場合で「成功報酬」とは、一般的には「浮気の証拠」や「浮気相手の特定」が出来て『成功!』と考えますよね。

 

「成功報酬」と表記する探偵会社の多くは、「成功」と言う意味合いが異なるケースが殆どです。

異なるとはどういう事かと言えば、例として「成功しなければ費用は一切いりません!」と言われて、夫の浮気調査を成功報酬で依頼したとします。

 

調査会社が夫の退社後を尾行すると、その日に限って夫が真っすぐに帰宅したり、その日に限って夫が同僚男性と飲みに行っていたと言う調査結果が出たとします。

すると、調査会社からは夫の行動を見逃すことなく調査できたので、「成功!」だとして成功報酬の請求が出されます。

 

依頼者の考える『成功』とは異なります。

依頼者はあくまで「確かな浮気」が得られると思っていたし、成功とは浮気の証拠だと考えていました。

依頼者の気持ちになれば、至極!当然な考えです。

 

そこで支払いのトラブルとなります。

消費者センターに相談しても、何の解決にもならない事が殆どです。

 

万が一、「成功報酬」と表記する探偵会社と契約を結ぶ場合は、契約書に「何をもって成功とするのか」きちんと明記して置くことが大切です。

 

どこまでが成功なのか! 何をもって成功とするのか!?

・浮気相手と接触をした

・浮気相手とデートした

・浮気相手とラブホテルに行った

・浮気相手の自宅に行った

・浮気相手の身元が分かった

   上記のように具体的な事例あげて契約書に成功事例を記載して置くことが、トラブル

を避ける事になります。

 

 

ところが「成功報酬」と表記する探偵会社の多くは、上記の内容:成功事例を契約書

に記さず、口頭のみで説明して、言葉巧みに契約させます。

 

調査のプロを自負する探偵会社は、基本的に調査費用は前納であり、成功報酬などで依頼を受けたりしません。

それは、自分たちの仕事にプライドを持っているからであり、正当な調査費用だからです。

 

但し、『家出』『所在』などに関する依頼に関しては『調査費用+成功報酬』とする場合があります。

人探しの調査は、浮気調査などと異なり、与えられた情報を基に情報収集を行った結果、所在を確認できたり出来なかったりするからです。

 

 

 

調査のご相談をされる方の多くは、調査費用が気になります。

「安い!」に越したことはないし、それが更に「成功報酬」で良いのならば、それが一番ですからね。

 

『安物買いの銭失い』とは、正にこの事です

探偵サイトの謳い文句に騙されてはいけません!

 

次に「警察OB」と表記された宣伝文句について

 

「警察OBが経営する探偵会社」や探偵会社顧問に「警察OB」などを謳い文句にする探偵会社は、ご相談者に対して信頼や安心をさせて契約に結びつけるのが目的です。

 

「警察OB」だからと安心して、調査の依頼をしては行けません。

何故ならば、「警察OB」と語る彼らの多くは、真の「警察OB」ではないからです。

真の警察OBとは、きちんと警察官としての職務を果たし、定年で退職した方を「警察OB」と呼べるからです。

 

当社が懇意にさせて戴いている警察OBの方が経営する探偵会社は、主に警備業を生業としながら探偵業をされています。

その方は、県警上層部まで行かれて満願退職された方ですから、ありとあらゆるところにネットワークが張り巡らされており、調査に関しても何ら問題がありません。

 

しかしながら一部を除き、警察OBが経営する探偵会社や警察OBを顧問にしている探偵会社の「警察OB」は、警察官として警察に馴染めなかった方、個人的な理由で退職せざるをえなかった方、もしくは職務違反等で懲戒免職や依願退職せざるをえなかった人、つまりあくまでも前歴が「警察官」だったと言うだけなのです。

 

調査のプロは、ありとあらゆる職業人になりすまして聞き込み・取材を行いますが、警察OBの方は、警察官職務時は、警察手帳さえあれば向かうところ敵なし状態ですが、退職後の警察OBの探偵には警察手帳がありません。

すると聞き込み調査が非常に苦手な作業となり、情報収集もバレバレとなり、調査の内容が稚拙なものとなりがちです。

 

探偵会社の宣伝文句に惑わされる事なく、唯一信頼できる協会「福岡県探偵調査業協会」や「一般社団法人日本調査業協会」の会員2~3社に、相談されることをお勧めします。

 

 

次回、探偵口コミサイトについて

 

※参考サイト

 

福岡県探偵調査業協会

 

一般社団法人日本調査業協会

 

詳細は・・・暮らしQ&Aへ