結婚1年目・3年目・7年目が危うい時期…??
投稿日:2024年6月15日一概には言えませんが、結婚に至る多くは「大好きな人と一緒に暮らしたい」「明るい幸せな家庭を築いて行きたい」など、結婚生活に夢や憧れを抱いて結婚します。
離婚で言えば、以前は結婚して1年目・3年目・7年目が危うい時期と良く言われていましたが、厚生労働省:離婚に関する令和4年度の統計調査によれば、令和3年の離婚件数は18万4384組で、約1/3が離婚しています。
・離婚時の結婚期間…1位は5~10年での離婚が多く見受けられます。
・年齢別…男女共に30歳~34歳での離婚が最も高くなっています。
・離婚理由…最も多いのが男女共に「性格の不一致」です
因みに、離婚率が高い都道府県としては沖縄県が1位で、福岡県が3位となっています。
長年、夫婦問題に関する調査に携わってきた当社の依頼者データに於いても、同離婚統計と同じ様な結果が出ています。
統計では離婚時期で5~10年での離婚が1位となっていますが、更に詳細に言えば結婚して2年目の時期での離婚がもっとも多いのです。
◇2年目の時期で離婚が多くなる理由…その①
2年ほど一緒に寝食を共にしていると、恋愛時には気にならなかった相手の性格や趣味、物の事の考え方、価値観など、今まで「気にならなかった」「気づかなかった」部分が見え隠れしてきます。
生い立ちも家庭環境も異なる二人が同じ屋根の下で共に暮らしていくのですから、至極あたりまえの事ではあるのですが、相手の何気ない一言やふるまいなどに嫌悪感を抱くようになります。
つまり「性格の不一致」での離婚も視野に入って来る時期が2年目なのです。
性格の不一致とは、生まれ持った気質や育ってきた環境の違い等から生じる、物の考え方や価値観の違い全般の事を指します。
些細な生活習慣の違いに始まり、金銭感覚や子供の教育方針、思想、宗教観など、内容は多岐にわたります。
例えば、
・物事に対する思考の相違や優先順位に対する違和感・嫌悪感
・お金に対する考え方の相違で、買物や浪費、借金、預金などの金銭感覚
・子供への接し方や躾、教育方針など相違
・宗教観の相違や義理の両親・親族による信仰の強要
などが挙げられます。
幸せな家庭を築くはずだった結婚は、上記に挙げられる様な性格の不一致で、いつの間にか夫婦の会話は少なくなり、浮気や離婚という事態を招く事になり兼ねません。
但し、この「性格の不一致」と言う夫や妻の受け取り方次第でどうにでもなる離婚理由は、得てして「浮気」の隠れ蓑として使われる常套句とも言えます。
「性格の不一致」や「価値観の違い」と言う曖昧な離婚理由を突き付けられた当事者としては、心当たりが無い上に意味不明で納得が行くはずがありません。
そして、自分に非がある事を前提に責めたてられる為、精神的に追い詰められて離婚届けにサインをしてしまう事がありますが、安易に離婚届にサインをせずに、まずは両親や友人・第三者等に相談しましょう!
自分を責めて、自分だけが苦しい思いをして納得が行かないまま離婚をしてしまった後に、夫が浮気していた事が判明する事が良くあるからです。
◇2年目の時期で離婚が多くなる理由…その②
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