募もり募った不信感は「浮気」を疑うまでに

投稿日：2023年10月6日

ご相談内容&依頼に至るまでの経緯

【ご相談者】妻（41歳）　福岡市西区在住　／福岡市の探偵事務所に来社・契約

【対象者】夫（45歳）　会社員：営業職　／　福岡市中央区勤務

スマホやGPS機器の普及によって、家族や夫・妻、恋人同士、友人間、社員、そして第三者などの行動・所在を確認する為に位置情報を取得するケースが増えています。

幼い子供や年老いた両親の見守りとして位置情報を取得する事に対しては、何ら問題はありません。
また、自分名義や会社名義の車輛にGPS機器を取付けたり、位置情報を取得する相手から承諾を得ている場合も全く問題ありません。

では、どの様なケースが問題になるのでしょうか？
令和3年8月にストーカー規制法が改正され、相手の承諾なく位置情報を取得する行為などが規制の対象となりました。　
ストーカーがGPS機器で対象者の位置情報を得る行為が違法である事は誰でも分かる事ですが、ストーカー目的ではない場合はどうでしょう。
先にも記した様に、どんな目的であろうが相手に無断で位置情報を取得する行為は違法なのですが、夫婦間ではどうなのでしょうか？

夫婦間に於いて夫や妻に無断でGPS機器を用いて妻や夫の位置情報を取得する行為は、グレーゾーンと言えるでしょう。
何故かと言えば、夫や妻が妻や夫の行動を確認する為に車輛等にGPS機器を取付けて位置情報を取得する行為に対して、今迄に違法であると言う判例がないからです。
さらに、多くの弁護士の見解としてGPS機器を取付ける車両が夫婦どちらかの名義であれば同車両が夫婦の共有財産と見做されて、違法性が無いと認識されている事などからグレーゾーンとなっているようです。　

今回の案件もGPS機器を併用しての調査でした。
依頼の経緯は、
奥様がご主人の変化に気づいた事からでした。
・スマホに触れられるのを嫌がるようになった
・スマホを肌身離さずトイレや風呂場まで持って行くようになった
・スマホにロックをするようになった
・スマホをマナーモードにするようになった
など、今までとは明らかに異なる動きをしだした事に不信感を抱く様になると、今迄疑う事も無かった残業や休日の外出などに対しても怪しく感じるようになったとの事です。

一度、ご主人の行動に不信感を抱くと全ての言動を素直に受け入れる事が出来なくなり、募もり募った不信感は「浮気」を疑うようになります。
妻の単なる邪推なのか、それとも本当に浮気をしているのか。

ご主人の浮気を疑っている奥様は、信頼がおける福岡市の探偵会社を捜して、調査の依頼に来られたのです。

調査結果

調査に取り掛かる上で、対象者の行動パターンなどを出来るだけ知っておく必要があり、まずはご主人の行動について奥様からお話をお伺いしました。

奥様からは、
・ご主人が日々車で行動している事
・週末に残業が多い事
・休日には接待ゴルフに出掛ける事
などが聞かれました。

上記の内容より、ご主人の車にGPS機器を取り付けての調査が有効である事をご説明し、当社の車輛専用GPS機器をレンタルして調査を実施しました。

奥様から「週末の土日にゴルフに行くかもしれません」との情報を得て待機していると、日曜日の朝に「夫がゴルフに出掛けました」「接待と言っていました」との連絡を受けました。
調査員は、「接待ゴルフは本当なのか」を確認する為に、ご主人の車に取り付けてあるGPS機器の位置情報を基に現場に急行。

個人情報保護法の観点から、調査の詳細は省かせてもらいますが、
ご主人の車に取り付けてあるGPS機器の位置情報は、確かに糸島市にあるゴルフ場に停止している事が確認されました。

調査員が同ゴルフ場エントランス及び同敷地内に駐車されているご主人の車を監視していると、ゴルフを終えたご主人が明らかに取引先とは異なる若い女性と二人だけで同エントランスに現れると、二人は笑顔で言葉を交わしながらご主人の車に歩いて行く様子が確認されました。

その後、ご主人と女性が乗った車を目視及びGPS位置情報を基に追尾すると、福岡市早良区の某マンション駐車場に車を駐車。
ご主人は女性のゴルフバッグを抱えて、女性と共に同マンション000号室に入室。

調査員が監視する中、ご主人は女性宅に入室してから5時間後の21時頃に同室から出て来ると、駐車していた車に乗り込んで帰宅しました。

ご主人が、接待と言う嘘を付いて女性とゴルフに行き、女性宅マンションで約5時間過ごした事は確認できましたが、それだけで浮気の証拠とするには法的に言うと弱いものになります。
法的にも有効な浮気の証拠とするには、ご主人と女性が親密な関係である事実の確認、もしくはご主人が女性宅に出入りしている様子を少なくとも3回は確認する必要性があります。

今回の調査結果と証拠の能力について奥様にお話しすると共に、今後の事を考えて弁護士に相談に行かれることをお勧めしました。

後日、奥様が調査報告書を持参されて弁護士に相談に行かれたところ、
『確かに浮気の事実は確認できますが、一回のマンション出入りだけでは法的に判断すると証拠能力が弱いです』
と、当社と同じことを弁護士にも言われたとの事でした。

奥様から追加の調査を依頼され、同じようにGPS機器を活用して調査した結果、新たにマンション出入りを2回採ると共に、浮気相手である女性の氏名、勤務先、等の身元を明らかにして、報告書を奥様にお渡ししました。

奥様からは、
『無理に追加調査を進めるのではなく、私が納得できる調査依頼が出来る様な心配りをして戴き、ほんとに有難うございました』
と、お礼の言葉を戴きました。　

車輛専用レンタルGPSを活用すると、［停車位置］［走行経路］などが分かり、不審な行動の有無が確認できます。

日々の行動に不審感が……
浮気をしている証拠・確信は無いが、どうもおかしい。
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・本当に出張先に行っているのか
・休日出勤と言っているが本当に会社に行っているのか
・パチンコ店や麻雀店・競艇場・競馬場など行っていないか
・ラブホテルに行っていないか
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車輛に取り付けたGPSの位置情報は、福岡市内や県内に限らず日本全国どこに行こうと確認できます。

浮気の確信もない中で、やみくもに調査をすれば調査費用が幾ら掛かるかわかりませんし、『運』まかせの調査をしない為にも、『車輛専用レンタルＧＰＳ』のご利用をお勧めします。

離婚時の示談・裁判を有利に進める為、または浮気相手に対して合法的に制裁を科す為には「法的に有効な証拠」が不可欠です。
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