心当たりがない離婚理由…性格の不一致の裏には浮気
投稿日:2023年4月14日ご相談内容&依頼に至るまでの経緯
【ご相談者】
妻(36歳) パート / 福岡市早良区在住 / 福岡市の探偵会社に来社
【対 象 者】
夫(39歳) 会社員 / 福岡市西区勤務 ― 別居中 ―
離婚理由で最も多いのが「性格の不一致」です。
性格の不一致とは、
夫婦として共に暮らす中で感じ取れた性格や習慣、考え方など違いを苦痛と感じるケースを言います。
例を挙げると、
・一緒に暮らすと苦痛と感じるパートナーの性格 等
・食生活や習慣 等の違い
・子育て、教育方針 等の違い
・政治信条の違い
・熱心な宗教活動…宗教観の違い
・趣味趣向の違い
などなど結婚生活を継続して行くのが困難と判断される事例となるのですが、だからと言って性格の不一致を理由に一方的に離婚できるものではありません。
性格の不一致を理由とした離婚では、
双方の話し合いや離婚調停で合意すれば離婚は出来ますが、合意できないからと言って裁判離婚を選択しても基本的に離婚は認められません。
但し、夫婦関係が破綻している事が客観的に判断でき、今後も円満な夫婦関係を築い
て行く事が困難と認められれば裁判で離婚を認められるケースがあります。
裁判離婚で離婚を認められるには「法定離婚事由」が必要となります。
法定離婚事由とは、
・不貞行為…つまり浮気の事実関係
・悪意の遺棄…正当な理由なく婚姻生活への協力を拒む事
・3年以上の生死不明…消息不明から3年経過・生死不明の客観的な証拠
・回復しがたい精神病…強度の精神病、統合失調症、躁うつ病など
その他、婚姻関係を継続して行く事が困難な重大な事由、例えば暴力、浪費、借金、
ギャンブル、犯罪、勤労意欲の欠如、性的問題などが該当します。
今回の調査事例は、夫から突然「性格の不一致」を理由に離婚を突きつけられた事からのご相談・ご依頼でした。
依頼者である奥様にお話しをお聞きすると、
先々月、夫から「性格の不一致」を理由に離婚を迫られました。
予想だにしなかった離婚話に「何を言っているのか」「冗談なのか」全く意味が分からずにいたのですが、夫の様子から本気で離婚話をしている事が分かりました。
改めて何故「離婚」なのか理由を聞くと、「性格の不一致」と言い、一緒に暮らすのが「苦痛で苦痛で、ずっと我慢していた」と言うのです。
「性格の不一致」と言われても、全く心当たりがないので「具体的に言ってよ!」と夫に問い詰めたら、今まで指摘された事も無い日常生活の些細で取るに足らない事を言うのです。
「そんな理由で離婚なんかできる訳がないでしょう!」「子供達はどうするの⁉」と言うと、言い返せずにいた夫が黙って自宅から出て行きました。
翌日、私が仕事から帰宅すると夫の衣服や持ち物などが無くなっていたので、携帯に電話したのですが出ませんし、LINEで離婚をせまるメールが来るだけでした。
その後、夫がアパートを借りている事を人づてに聞いたのですが、何処に住んでいるかまでは分かりません。
私は子供の事を考えて、何とか関係が修復できないかと考えていたのですが、先日 弁護士から「離婚の件で話がしたい」との連絡があり、夫が離婚の件で弁護士に依頼している事が分かりました。
夫が一日でも早く離婚をしたい事が分かり、私も真剣に今後の事を考えないと・・・と思い、両親に相談しました。
私から一連の流れを聞いた父が、
「そんな理由で離婚なんておかしい!」
「離婚を急ぐには急ぐなりの理由がある」
「女がいて妊娠でもしているのではないか」
と言って、怒り心頭でした。
まずは弁護士に相談しようと言う事になり、父が友人から紹介して貰った弁護士に相談に行く事になりました。
弁護士事務所に相談に行くと、性格の不一致だけでの離婚が難しい事や夫が離婚理由に挙げた内容での離婚は、私が納得しない限りは出来ない事をアドバイスされました。
また、夫が離婚を急いでいる点から父と同じ様に浮気相手が妊娠している可能性もある事を話されました。
そして、一度 探偵に依頼して夫の事を調べておいた方が良いと言われたので、弁護士に信頼できる福岡市の探偵を紹介して貰って、調査の相談・依頼に伺いました。
との事でした。
調査結果・・・続きは「浮気・行動・素行調査のご相談事例」で