高校生の娘が夜に外出・・・行動確認

投稿日：2021年12月21日

ご相談内容&依頼に至るまでの経緯

【ご相談者】母親（39歳）シングルマザー　／福岡市在住　福岡市の探偵調査事務所に来社

【対象者】娘（17歳）　高校生　／　福岡市中央区の高校

未成年者の家出・失踪の多くは、学校生活に馴染めず友人も出来ない、多感な思春期の悩みを誰にも相談できずにひとりで悩み、ふと全てから逃げるように目的もない「家出・失踪」をするケースがあります。
また、「イジメ」を苦にして「家出・失踪」をするケースがありますが、このケースは「自殺」の恐れもありますので、早急なる対応が必要です。

また「家出・失踪」の切っ掛けや、犯罪への誘いともなる夜間の外出に関しては、［福岡県青少年健全育成条例：第34条］にて、保護者は特別の事情がある場合を除き、深夜午後 11 時から翌日の午前４時まで、青少年を外出させないように努めなければならないとの条例が制定されています。

今回のご相談は、高校生の娘さんが夜に外出するようになった事から、「どこで」「何をしているのか」調べて欲しい。
母親はシングルマザーで家計が苦しく、子供を育てて行く為に昼夜の仕事を掛け持ちでしている為、自宅を不在にする事から娘さんを心配してのご依頼でした。

ご相談者である母親より依頼経緯をお聞ききすると、
私（母親）が仕事で自宅にいない夜に、娘が自宅を抜け出して何処かへ行っているのが分かりました。
娘に問い正したところ、友達と会って勉強していると言うのですが「何かおかしい」のです。
娘が夜に外出している事が分かって、娘の事を注意深く見ていると、学校に毎日行っていない事や、不釣り合いな洋服やバックなど小遣いでは買えない物が娘の部屋にある事が分かりました。
日々の生活に追われて、娘の事をよく見ていなかった私も悪いのですが、娘に聞いてもはぐらかされるばかりで・・・娘との関係も悪くなっています。

娘が「何か悪い事をしているのでは・・？」と、考えだしたら心配で心配で、友達に相談すると「探偵に調査をしてもらったら」とアドバイスされました。
そして、相談した友達が以前に夫の浮気調査をした事があり、その探偵社に良くしてもらったからと紹介されたのが福岡の探偵「日本興信所」でした。

調査依頼経緯をお聞きした相談員は、娘さんが夜に外出する事や高額な衣服やバックを所持している点などから、「出会い系」「援助交際」「万引き」など何らかの犯罪に係わっている可能性が高い事を伝えると共に、一刻も早く事の真意を明らかにして、一緒に問題を解決しましょう！
と、お話しして調査のご依頼をお引き受けしました。

調査結果

調査は、娘さんが夜に外出する日を狙わなくてはならないのですが、毎日出掛ける訳ではないので、調査日を特定する事はできません。
調査日を特定できなければ、毎日自宅を張り込まなければならなくなる為、調査費用がかさみます。
依頼者がシングルマザーで昼夜働き、金銭的な余裕がない事から、出来るだけ調査費用の負担が掛からないように、当社の判断で調査を実施する事にしました。

調査の依頼を受けて数日後の夜、娘さんが外出するのを確認しました。
個人情報保護法の観点から、調査の詳細は省かせてもらいますが、
娘さんは、携帯電話で誰かとメールをしながら自宅を出ると、最寄りの駅へ。
駅に着くと電車に乗る事なく、駅のロータリーで誰かを待っている様子であり、ずっと携帯を操作していました。

しばらくすると、サラリーマンらしき中年男性が一人娘さんに近づいてきました。
二人は初対面の様子であり、何かの確認とあいさつを交わした後に、男性と一緒に歩きだし、近くに駐車されていた男性の乗用車に乗り込むと同駅を出て行きました。

調査員も調査車両で尾行を開始。
二人が乗った男性の車は、少し離れたラブホテル街へと向かい、某ラブホテルに入って行きました。
某ラブホテルで張り込みして約2時間後、二人が同ラブホテル館内より出て来るのを確認しました。
二人が乗った男性の車は、同ラブホテルを出ると最初に待ち合わせをしていた駅へと戻り、娘さんが車から降りて自宅に帰宅しました。
　
二人の様子から、二人は初めて会った様子であり、娘さんが絶えず携帯電話を操作していたことなどから、娘さんは「出会い系」を利用して「援助交際」をしているものと推察されました。
調査の予算があれば「援助交際」の有無を断定する為に、さらなる調査をしなければならないのですが、依頼者の生活事情からこれ以上の調査費用を掛ける事はできません。

お母さんに調査結果をご報告すると、
娘さんが「援助交際」している事に、大きなショックを受けておられました。
うろたえているお母さんに、今後どのように娘さんと接したら良いのか、どのように今回の調査結果を基に話を切り出したらよいのか、アドバイスをさせて戴きました。

今のご時世、年齢に関係なく手軽にSNS（マッチングアプリ・インスタ・ツイッター等）を通じて出会う事ができ、不特定多数と知り合う切っ掛けなっています。
未成年者は、SNS上のプロフィールを信じがちである事から、犯罪に巻き込まれるリスクが高くなります。
現に、女子高校生がSNSで出会った男性や夫婦に殺害された事件も発生しています。
●女子高校生を殺害した疑い、夫婦を再逮捕へ <朝日新聞デジタル>
https://www.asahi.com/articles/ASP9M769ZP9MUTIL00P.html

淫行・援助交際を行うことは、「児童買春禁止法４条」で規制されており、児童買春をした者は5年以下の懲役又は300万円以下の罰金に処すると規定しています。
また、援助交際ではなく恋愛であったとしても、交際した男性が既婚者であれば、民法上では慰謝料請求の対象になります。

依頼者であるお母さんには、
『援助交際の事実を基に、娘さんときちんと向き合って話し合う事から始めてみませんか』とアドバイスさせて戴くと共に、
『調査は終了しましたが、今後もアドバイスできることがあればさせて戴きますので、気軽にご相談ください』
とお話しさせて戴きました。

後日、お母さんから連絡があり、
『時間はかかりましたが、娘との関係が少し良くなり、夜の外出もなくなって学校にも行くようになりました』
『また、最近は娘がアルバイトを始めて親子の会話も増えてきました』
『父親がいない分、的確なアドバイスは心の支えとなりました』
と感謝の言葉を戴き、探偵冥利に尽きる案件でした。

福岡市を本社・拠点とする探偵「日本興信所」は、探偵業に携わって35年の実績と高い調査技術を有し、全国に調査ネットワークを持つ探偵事務所で、地元弁護士と連携しています。

行動確認や離婚時の示談・裁判を有利に進める為には、「法的に有効な証拠」が不可欠です。
福岡の探偵に調査のご相談・ご依頼をされる時は、長年培ってきた調査経験と高度な調査技術を有する「日本興信所」に、ご相談・ご依頼ください。