絶対!浮気の証拠を採ります

トラブル例

【ご相談者】妻(33歳)

別居している夫が浮気している様子なので、その事実を確かめたくて、数件の探偵社に問い合わせをした所、A探偵会社が「絶対!浮気の証拠を採ります。私達はプロですから!」と言うので、5日間の調査費用54万円で契約しました。
 
調査が終了したので、郵送してもらった報告書をみたら、「退社して真っ直ぐ帰宅した」との内容ばかり。 さらに帰宅する夫の写真や通勤途中の写真も全くありませんでした。別居中の私には、写真もない事から、それが事実かどうかの確認も取れません。「絶対!浮気の証拠を採ります」と言ったじゃないですか!と言っても「そんな約束はしていません。」の一点張りで・・・・・。
 
納得が行かないので、どうしたら良いのでしょうか?

アドバイス

探偵会社が、依頼者に「絶対!浮気の証拠を採ります」などと言って契約した場合、その契約は消費者契約法によって、「無効」となります。
但し、言った!言わない!のやり取りになるので、契約を無効にするには、録音や一筆が無いと、なかなかスムーズには行かない事が多々あります。

※ 消費者契約法第4条1項2号(断定的判断の提供)

断定的判断とは・・・断定的判断とは、確実でないものが確実であると消費者に誤解をさせるような決めつけ方をいいます。
「絶対に」「必ず」のようなフレーズを言わなくても、保証でないものが保証できると誤解させるような決めつけ方であれば、断定的判断に当たります。

また、断定的でない予想や、個人的見解を示すことは、断定的判断の提供には当たりません。例えば、「この調査をすれば、浮気の証拠が取れるかもかもしれない」と告げることは良いのですが、今回のように「絶対!浮気の証拠を採ります」などは、「断定的判断の提供」となります。
事業者によって提供された断定的判断により、消費者が確実であると誤認して、契約の申込みや承諾の意思表示をした場合に、その契約を取消すことができます 。

契約を取り消し、支払ったお金の返還要求もできることを説明するとともに、最寄りの消費者センターを紹介する。

探偵会社を選ぶときは、「絶対!浮気の証拠を採ります」や、「安いから」「大きそうな会社だから」とかで決めてはいけません。良心的な探偵会社ほど、過去の調査事例や失敗例などを、きちんと話してくれるものです。